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『貴族探偵』麻耶 雄嵩 [読書]

好きな作家さんの一人が麻耶 雄嵩さんで、これまでに数作品読みました

今回ご紹介する『貴族探偵』は、同氏が得意とする個性的なキャラクターが主人公です
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貴族探偵とは通称で本名は不明、執事やメイドや運転手といった、いわゆる使用人たちを連れていきなり事件現場にやってきてす

警察の上層部よりも権力を持っているらしく、気品はあれど横柄で怪しい人物です

名探偵なのかというと、推理は使用人がしますのでわかりません

本人曰く、そんな面倒なことは使用人がすればいい…

基本的には何もせず、話に登場するヒロインを口説くだけですので、最後まで有能なのか無能なのか謎のままです

なんだかよくわからない主人公ですが、収録されている5編の短編はどれも面白いトリックですし、
麻耶さんらしさを感じられます

続編となる『貴族探偵 対 女探偵』という作品も刊行されているようです

同氏の銘探偵・メルカトル鮎並みの変なキャラクターですが、長く楽しめるシリーズになってほしいです


今年の記事もこれで最後です

いつもご覧になって下さってる皆さま、ありがとうございました

また来年もよろしくお願い致します
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