ランディの命日

本日３月１９日は、ランディ・ローズの命日です
｢誰!?｣とおっしゃる方が多いかもしれません
ランディ・ローズとはオジー・オズボーン・バンドの初代ギタリストです

今のガス・Gが5代目にあたりますが、みんなランディの血を脈々と受け継いでいます

オジーとランディの出会い…オジー本人が度々振り返っています
ブラックサバスを脱退後、自己のバンドでギタリストを募集していたとき、
小柄で華奢な青年が会場に現れた
そして、自前の小さなアンプで少し弾いたとき、彼に決めたというもの
チューニングをはじめた瞬間という説もありますがありえないでしょう
ちなみにその時にランディが弾いたものは｢Mr. CROWLY｣のモチーフだったと言われています

ランディは、母が音楽学校を経営していたことにより、自然と音楽に触れるようになり、
最初にアコースティックギターを手にしたそうです

その内に母の学校のギター講師となりました
この時の生徒に、後にオジーバンド４代目ギタリストとなる、ジョー・ホームズがいたという話です

同時にクワイエット・ライオットというバンドでも活動し、オジーのオーディションに合格し解散

このクワイエット・ライオットには、後にオジーバンドのベーシストとなる、ルディ・サーゾが在籍していました

オジーバンドではスタジオアルバム２枚とライブアルバム１枚をリリース

クラシカルなフレーズ、ギターが泣いてるようなチョーキング、トリッキーに聴こえるトリルなどなど、とても生き生きとしています
オジーの1st｢ブリザード・オブ・オズ｣は必聴です
この中でも｢Mr. CROWLY｣と｢CRAZY TRAIN｣は永遠の名演と言えます

オジーの話ではツアー中、メンバーが酒や女やドラッグで騒いでいても、ランディはホテルや楽屋でずっと練習していたそうなんです
ノリの悪いやつだなんて言う輩もいそうですが、ここも愛される部分だと僕は思います

１０年くらい前の話です
ランディの命日が迫ったこの時期の深夜に、ランディ追悼番組が放送されました
当然観ましたが、翌日、当時のバイト先の女の子に聞かれました
｢中本っちゃん、ランディ・ローズって知ってる?｣
｢うん、もちろんだよ｣

ギターに興味が無いはずの子なのに何だろうと思ってたら、
たまたま、そのランディの追悼番組を観たんだそうです
そして、しばらく涙が止まらなかったと言うのです
なんか、僕も嬉しく思った記憶があります

ライブだと少し粗いプレイになりますが、やはり華があります
決してメインではないけど、絶対にメインの隣にいなくてはならない人です

飛行機事故によって25歳の若さで亡くなったときのことは、僕は知りませんが、プレイを聴き、
何年も経っているのに志半ばで亡くなったことを思うと悲しくなります
お花を手向けることもできないので、追悼の意を表して、ランディの残した音源に合わせて一緒に弾いていてあげたいです
そう思うたくさんのギタープレイヤーが、世界中にいると思います

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by Lesbion (2020-02-22 02:20)